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撮影者 森林総合研究所 鳥獣生態研究室長 山田文雄さん 撮影場所 鹿児島県 奄美大島南部の山中 撮影日時 2002年12月28日 クロウサギの巣穴4個(うち1個の入口は9×7cmと普通のサイズの半分以下)に自動カメラ5台を2002年12月25日から29日の5日間設置した. 幼獣のものと思われる巣穴(矢印)に来た母親らしいクロウサギ(2002年12月26日2時42分写真1) 幼獣の巣穴にマングースは2分間ほど入り,外に跳びだした(12月28日9時17分,写真2). 幼獣がマングースに捕食されたかどうかは不明であったが,マングースが28日の午前と午後の2回出現しており,クロウサギ幼獣の巣穴に侵入していることから,クロウサギ幼獣を襲う可能性は高く,またこの付近に親個体も含めたクロウサギの巣穴があり,マングースに襲われる危険が大きいと考えられる. マングースの駆除事業が進められているが,クロウサギの生息するような奥地の駆除が急がれる. 奄美哺乳類研究会 http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/2150/ |